本の片付け術!整理の方法とコツとは?

本好きの人であればあるほど、知らず知らずのうちに本棚や部屋に本が溢れ、気づけば片付けが追いつかなくなってしまうことがあります。「いつか読む」「大切な本だから」と考えているうちに、本はどんどん増えていきますよね。今回はそんな本の片付けがなかなかできず悩んでいる方に向けて、捨てることなく上手に整理するためのコツや、日頃からできる習慣化の方法を解説します。

増えた本を片付けるには?捨てられない時は上手に整理しよう

本を片付けるとき、まず「捨てる」というイメージが浮かぶ人も多いかもしれません。しかし、本好きにとって本は単なるモノではなく、思い出や愛着がある方もいるのではないでしょうか。大切な本を無理に捨てる必要はありません。重要なのは、「整理して、本当に必要なものを見極める」こと。捨てられないなら、整理して収納する方法を考えましょう。

本を片付けやすくなる事前ステップ

本の整理をいきなり始めるのは大変です。そこで、片付けやすくするための準備をしておきましょう。事前にやっておくとスムーズになる2つの方法をご紹介します。

読書ノートを書いてみる

「この本はまた読むかも……」と迷ってしまう理由の一つに、本の内容を忘れてしまうことが挙げられます。その対策として、読書ノートを作ることをおすすめします。読書ノートには本の要点や感想、印象的だったフレーズなどを記録しておきます。後からノートを見返せば内容を思い出せるため、本を手放すかどうかの判断も付きやすくなります。

読書アプリに記録してみる

紙のノートを作るのが面倒、という方はスマートフォンの読書アプリを使う方法もあります。最近のアプリでは読んだ本を記録するだけでなく、感想や評価を書き込める機能が充実しています。読んだ本をリスト化し、自分の本棚を客観的に把握することで、必要な本とそうでない本を整理しやすくなります。

具体的な本の片付けステップ

それでは実際に、具体的な本の片付け方を解説します。以下の手順を実践すれば、効率よく本棚を整理し、部屋をスッキリさせることができます。

所持している本を一箇所に集める

最初に、自宅の各所に散らばった本をすべて一箇所に集めましょう。リビング、寝室、玄関先、机の上など、散在している本を集めて視覚化することで、自分がどれほどの本を持っているかが明確になります。

本のカテゴリーごとに分ける

集めた本をジャンルやテーマ、用途ごとに分類します。例えば、小説、ビジネス書、趣味の本、専門書などといった分け方がおすすめです。分類することで同じような内容の本が重複していることや、すでに不要になったジャンルを発見することができます。この時、同じカテゴリーの本が2冊以上ある場合は1冊に厳選するようにすると捗ります。

手放す本と残す本を判別する

分類した本を手に取り、一冊ずつ「手放す」か「残す」かを判断していきます。このとき、次のような基準で判断するとスムーズです。

  • 現時点で読む気の起きない本
  • 1年以上手に取っていない本
  • 読み返す可能性が低い本
  • 内容が古く、情報として役に立たなくなった本

このように明確な基準を設定すると、本当に必要な本を残しやすくなります。

読みたい順に本棚へしまう

本を整理する時は、「読みたい順」に収納するのがおすすめです。目につきやすい場所に直近で読みたい本を並べることで、積読を防ぎ、実際に読む習慣をつけやすくなります。また、読み返したい本は手の届きやすい中段に、使用頻度が低い資料的な本は下段や上段に収納すると、本棚が使いやすくなり整理された状態が維持できます。

本を「捨てる」から「売る」へ

片付ける過程で手放すことにした本も、「捨てる」のではなく「売る」選択肢を検討しましょう。特に専門書や古書、趣味に特化した本などは、買取業者へ持ち込めば思わぬ査定が付く場合があります。処分するだけではなく、買取サービスを利用することで、環境にも家計にも優しい整理ができます。

本の片付けを習慣化してみよう

一度本棚がスッキリ整理されても、時間が経つと再び散らかってしまうのはよくあることです。本の整理を習慣化して、常にスッキリした状態を維持しましょう。

ダンボール1つで完了!日頃からできるプチ整理術

大掛かりな片付けが難しい場合でも、日常的に取り入れられるプチ整理術があります。例えば、小さめのダンボールや収納ボックスを一つ用意し、「読み終わって再読予定がない本」や「購入したけれど思ったより興味が湧かなかった本」を入れておきます。いっぱいになったら買取業者へ送ると決めておけば、日々少しずつ片付けが進み、部屋の乱雑さを防げます。

定期的な見直しの重要性

定期的に本棚を見直すことも大切です。半年や一年に一度、本棚を見直して本の棚卸しを行いましょう。この作業を繰り返すことで、本当に自分に必要な本が明確になり、自然と整理が習慣化されていきます。また、新しい本を購入する際にも慎重になるので、ムダな出費や収納スペース不足の予防にもなります。

決められない時は?本の片付けで後悔しないための考え方

整理中、どうしても手放すかどうか決められない本が出てくることがあります。そのような時に役立つ考え方を紹介します。

落ち着いて本と向き合う(積読など自身への影響)

片付けで悩んだ時は、一度落ち着いて、本が自分に与える影響を客観的に考えてみましょう。例えば、「この本は本当に今後読み返す可能性があるのか?」や、「本棚にあるだけで積読のプレッシャーを感じていないか?」と考えることで、気持ちが整理され判断がつきやすくなります。

レアな初版や古書、専門書は捨てる前に買取を検討する

本の中には、自分では気づいていないだけで意外な価値を持つ本があります。特に初版の本、古書、専門性の高い書籍などは、簡単に処分する前に一度査定に出してみることをおすすめします。自宅に眠っている本の中には、思わぬ価値があるものも多いため、後悔しないためにも専門的な買取業者を利用して確認すると良いでしょう。

まとめ

本の片付けは「捨てる」ということだけが目的ではありません。自分にとって本当に必要な本を見極め、整理することで、より快適で充実した読書生活を送ることができます。まずは手元の本を一箇所に集めることからスタートし、カテゴリーごとに分類しながら自分の本棚を客観的に眺めてみましょう。手放すことになった本も、買取サービスを活用すれば次の人へと繋げられます。片付けの習慣化を目指して、スッキリした快適な空間を手に入れてください。

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