自宅に眠ったままの古本を整理するとき、どの古本屋に売ればよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。古本屋の選び方ひとつで、査定額はもちろん、取引のスムーズさや満足度も大きく変わります。この記事では、古本を売る際の基礎知識から「信頼できる古本屋のポイント」などを初心者にもわかりやすく解説します。ぜひ古本屋選びの参考にしてください。
古本と古書の違い
まず「古本」と「古書」の違いを正しく理解することが、適切な古本屋選びの第一歩です。「古本」とは、一般的に誰かに読まれた後の中古書籍全般を指します。図書館や古本屋によっても変わりますが、漫画、小説、文庫本、雑誌など、出版後比較的年月が浅く、市場にも多数出回っている本がこれに該当します。
一方「古書」は、発行から長い年月が経ち、希少価値や歴史的価値を持つ書籍を指します。例えば、和装本や限定版書籍、絶版本、専門的な学術書籍、また稀覯書(きこうしょ)と呼ばれる非常に珍しい書籍などが「古書」に分類されます。
このように、一般的な古本と希少価値のある古書では査定基準や取り扱い方法が大きく異なります。古本屋を選ぶ際には、自分が売りたい本が「古本」なのか「古書」なのかを知り、それぞれに適した古本屋を選ぶことが大切です。
出張買取・宅配便買取・店頭買取の違いを理解する
古本を売る際の買取方法は主に「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」の3種類があります。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自分の状況や本の量、種類に合わせて選びましょう。
出張買取
出張買取とは、査定スタッフが自宅まで訪問し、その場で査定・買取を行う方法です。大量に本を売りたい方や、自宅から本を運ぶのが難しい方には非常に便利です。専門書や古書を多数所有している場合、専門性が高い査定員が来てくれる店舗を選ぶことで、適正な査定ができます。また、自分で梱包する手間がないため、大量の書籍を手放す際にも適しています。ただし、本が少量の場合は対象外になることもあるため、事前に確認が必要です。
宅配買取
宅配買取は、売りたい本を段ボールなどに梱包してお店に送付し、査定してもらう方法です。近くに店舗がなくても、全国から依頼が可能で、忙しい方でも時間を気にせず利用できるのが最大のメリットです。特に、ダイワブックサービスのように全国対応で送料・手数料が無料の宅配買取も存在しており、利用しやすいでしょう。査定結果は後日メールや電話で連絡され、納得がいけば取引成立、支払いが行われます。ただし、査定額に納得がいかなかった場合、本の返送料を負担しなければならないケースもあるため、事前に確認しましょう。
店頭買取
店頭買取は、古本屋に直接本を持ち込んで査定してもらう方法です。査定結果がすぐに分かり、その場で現金化が可能なため、急ぎの方や少量の本を売りたい方に適しています。また、自分の目の前で査定が行われるため、安心感があります。一方で、本の量が多い場合や重たい専門書がある場合は運搬に苦労します。自宅近くに店舗があり、即日現金化を希望する方向けの方法です。
信頼できる古本屋の選び方
古本屋選びにおいては、単に査定額だけでなく、店舗の専門性や査定経験、買取対応ジャンルの広さなど、複数のポイントから判断することが重要です。具体的なチェックポイントを紹介します。
大手古本屋の場合
大手チェーンの古本屋は、全国各地に店舗があり、誰もが利用しやすいのが特徴です。漫画や文庫本、雑誌など、一般的な古本を売る際には便利ですが、専門書や希少な古書の買取に関しては専門店ほどの評価が得られないことがあります。大手古本屋は査定基準が画一化されており、査定経験の少ないアルバイト店員が担当することもあります。そのため、専門性が求められる書籍の場合、適正な評価を受けにくいことがあります。
より専門性の高い古本屋の場合
一般的な古本屋では評価が難しい、特定ジャンルの書籍や希少な古書を専門的に扱う店舗があります。特定分野に精通したスタッフが丁寧に査定するため、納得感のある価格が提示されやすくなります。
古本屋のスタッフの専門性
古本屋の専門性は、査定スタッフの知識量や取り扱うジャンルの幅広さに表れます。特に希少な和装本や稀覯書、学術的な専門書などを売る際は、査定スタッフが十分な知識や査定基準を持っているかどうかを確認することが大切です。事前にホームページなどでスタッフの査定実績や得意分野を確認するとよいでしょう。ジャンルを問わず幅広い分野の書籍をまとめて売りたい場合は、総合的な専門性がある古本屋を選ぶと安心です。
査定経験が豊富・実績がある
信頼できる古本屋を選ぶポイントとして重要なのが、査定経験の豊富さや実績です。長年の査定実績がある店舗は、多くの本を査定してきた経験から正確な市場価値を判断できるため、査定価格に安心感があります。古本屋のホームページや口コミを確認し、査定歴や実績が明記されている店舗を選ぶと安心です。
古書査定歴が長いベテランスタッフが在籍している店舗なら、査定の正確性や信頼性も高まります。
大量買取に対応している
引越しや生前整理などで買取ってほしい本が多い場合、対応可能な冊数にも注目しましょう。店舗によっては200冊以上など一定量を超える大量の本でも、査定から梱包、運び出しまで一括して対応可能な古本屋があります。大量買取に対応している店舗を選ぶことで、本の整理にかかる負担や手間を大きく軽減できるでしょう。
古本屋での注意点
売りたいジャンルが買取対象外なことも
古本屋ごとに買取できるジャンルや対象外の書籍があるため注意しましょう。特にコミック、雑誌、百科事典などは店舗によって買取不可な場合もあります。査定依頼前にホームページや電話で買取対象を確認し、無駄な手間を省きましょう。
誇大広告に注意が必要!
インターネットやチラシなどで「どんな本でも査定します」といった広告を見かけることがありますが、実際には買取不可なケースもあります。誇大広告に惑わされず、口コミや買取実績など客観的な情報を参考に古本屋を選ぶことをおすすめします。
古本屋選びで迷ったら「ダイワブックサービス」もおすすめ
ダイワブックサービスは、古本や古書の買取において専門的な査定力を持つ古本屋です。特に人文系や自然科学系の専門書、実用書、趣味の本まで幅広く対応しており、査定歴35年以上のベテランスタッフが、希少性の高い古書でも丁寧に評価します。
また、全国対応の宅配買取を行っており、送料・手数料は無料。大量の買取(200冊以上)にも対応可能で、梱包や運搬の手間がかからず、自宅から気軽に利用できます。ジャンルを問わず幅広い本をまとめて売りたい方にもおすすめです。
専門性や利便性、丁寧で安心できる対応を重視する方は、一度検討してみるのもよいでしょう。
まとめ
古本屋の選び方は、自分が売りたい本の種類や買取方法、古本屋の専門性や実績を考慮することが重要です。一般的な古本なら大手のチェーン店、専門書や希少な古書なら専門店を選ぶと、より適切な査定が期待できます。特に希少な古書の場合は、専門知識と実績を持った古本屋を慎重に選びましょう。買取方法やジャンルに応じて適切な店舗を選びましょう。