赤の書　The Red Book

参考買取価格	7,000円

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著者	C・G・ユング
出版社	創元社
出版年月	2010年6月26日
ISBN/規格番号	978-4422114361
定価

商品について

スイスの精神医学者・心理学者である、カール・グスタフ・ユング（Carl Gustav Jung、1875/07/26 – 1961/06/06）が残した作品です。

分析心理学（ユング心理学）の創始者である彼は、第一次世界大戦の前から精神状態が不安定になり、恐ろしい幻覚を何度も体験しています。

彼はそれらを厳密に書き留め、自らの解釈を記していくことで自分の内面を深く知ろうとしました。
このとき書き留めるのに使用したのは黒い表紙のノートであり、「黒の書」と呼ばれます。
のちに黒の書の内容は、赤い皮の表紙のノートに色彩豊かな数々の絵とともに彼自身の手によって書き写され、これが「赤の書」と呼ばれるようになリました。
文字は、装飾的なカリグラフィーが使われています。

1914年から1930年にかけて書き記された赤の書には、ユング心理学の主要な概念の起源がすべて含まれているとも言われ、彼自身が「自己実験」と称した「無意識との対決」の意味の理解につながる内容となっています。

しかし赤の書は彼の他の著作とは違い、すぐには刊行されませんでした。

彼の死後、彼自身と遺族の意志により約半世紀ものあいだ、トランクに収められてスイスの銀行で保管されることとなったのです。
しかし遺族との交渉の末、ついに2009年から各国での翻訳版の刊行が開始されました。

そして2010年に刊行された日本語版が、本書です。

実物と同じ大きさ（高さ約44cm）で再現され、大小あわせて134点の美しい絵が含まれています。

それらのカラーページはすべて、優れた印刷技術をもつイタリアのモンダドーリ社で印刷されています。

【赤の書】やユングの作品は当店までお問い合わせください。

2022年12月の買取価格です